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 セックスワーク(性風俗・売春)に関する参考文献(参加前に一読されることをお勧めします!)


 性風俗・売春関連



●デリバリーシンデレラ(全11巻)

(NON:2010年〜2012年・集英社)

福祉系大学に通う女子大生のデリヘル嬢を主人公にした漫画。

風俗批判、風俗嬢の恋愛の問題、本番問題、借金問題、彼氏(旦那)問題、
風俗勤務によって身を持ち崩す女性のパターン&そうでないパターン
などなど、現場の論点が満載。

物語の終盤では、性風俗の社会化を目指す新型デリヘルや、
法改正のための署名運動の話も登場。

風俗系マンガでは、間違いなくベストです。必読!





●彼女たちの売春(ワリキリ) 社会からの斥力、出会い系の引力

(荻上チキ:2012年・扶桑社)

出会い喫茶で売春する女性のデータを集めた一冊。

売春実態の調査をテーマに扱った本の中では、質量ともに、
間違いなく過去最高傑作です。

最後の決め台詞、「買春男に彼女たちを抱かせたくないのであれば、
社会が彼女たちを抱きしめてやれ」、グッときました!




●セックス・ヘルパーの尋常ならざる情熱

(坂爪真吾:2012年・小学館101新書)

ホワイトハンズ代表・坂爪による、「性産業の社会化」をテーマにした起業奮闘記。

セックスワーク「3.0」というビジョンが生まれた背景が分かります。
セックスワークの問題は、私たち自身の問題、そして、
社会の問題でもあることが分かる一冊。手前味噌ですが、ぜひ読んでください。




●風俗開業経営マニュアル

(高木瑞穂:2011年・データハウス)

風俗・性風俗営業及びその周辺業態の開業・経営ノウハウを、
合法・違法問わず、体型的に網羅した一冊。

開業・経営のノウハウというより、性風俗業界の経営実態を知るための貴重な資料として役立ちます。




●ママの仕事はデリヘル嬢

(長谷川華:2011年・ブックマン社)

女性デリヘル店長の自伝的ノンフィクション。

借金や生活苦に陥ったシングルマザー、心身を病んだ女性に
身体を売らせることによってしか成立しえないサービス=現行のデリヘルのままでは、
「セックスワークの社会化」は未来永劫不可能、ということがよく分かる一冊。




●飛田で生きる 〜遊郭経営10年、現在、スカウトマンの告白〜

(杉坂圭介:2012年・徳間書店)

大阪の飛田新地で、10年間経営者を務めた男性の、貴重な現場ルポ。

「風俗店を経営すること」とは一体どのようなことなのかが、非常によく分かります。

風俗店(店舗型・無店舗型問わず)の経営を考えている方は、必ず読んでください。




●飛田の子 〜遊郭の街に働く女たちの人生〜

(杉坂圭介:2013年・徳間書店)

前作「飛田で生きる」の続編で、飛田新地で働く女性の生きざまを描いたルポ。

飛田の内情も、その他の性風俗業界とそう変わらない、ということが分かります。




●私は風俗嬢講師

(水嶋かおりん:2009年・ぶんか社)

性風俗の世界で7業種、32店舗を経験し、風俗嬢講師も務める著者の自伝。

性風俗で働く女性・男性客の素顔がよく分かる貴重な一冊。
パラパラマンガもついています。




●風俗依存症

(大庭佳奈子:2005年・文芸社)

インターネットの普及により、風俗嬢として働いていた証拠
(画像や掲示板、動画)がネット上に半永久的に残ったり、
「元風俗嬢」の行方や生活にいたずらに関心を寄せる人が増えたため、
引退後の風俗嬢の更生や社会復帰が難しくなっている、という問題点が分かる一冊。




●漂流遊女 路地裏の風俗に生きた11人の女たち

(中山美里:2013年・ミリオン出版)

風俗の世界の中でも、最底辺に位置する女性の事例を集めた本。

「アラフォー以降も、風俗の世界で生きていける女性は、
風俗以外の世界でも生きていける女性である」という、逆説的な教訓が分かります。




●東京最後の異界 鶯谷

(本橋信宏:2013年・宝島社)

人妻熟女デリへルや韓国デリヘルの密集する東京の異界・鶯谷の性風俗を、
地理的・歴史的・文化的な背景分析を交えて描き出した傑作ルポ。

性風俗を政治や文化と繋げて論じる姿勢、近年は忘れられていますが、
セックスワークの問題を考える上では、非常に重要な姿勢です。「性=政」なのですから。




●風俗行ったら人生変わったwww

(作・@遼太郎、画・山口かつみ:2013年・小学館)

29歳の童貞主人公が、勇気を振り絞って依頼した一人のデリヘル嬢との出会いによって、
人生を大きく変えられていく物語。

性的弱者・コミュニケーション弱者の男性客目線から風俗の世界を捉えた、現代的な作品です。




●闇金ウシジマくん

(真鍋昌平:小学館)

闇金業者と債務者の人間関係やドラマを通して、現代人の心の闇をリアルに描いたマンガ作品。

性風俗や出会い系売春の場で性を売る女性側だけでなく、
それらを利用する男性側の心理・生活環境も詳細に描かれています。

男性側の問題を考えずに、セックスワークの問題を語ることはできない、ということが分かる作品。

 AV関連

        


 ●名前のない女たち

 ●名前のない女たち2

 ●名前のない女たち 最終章 セックスと自殺のあいだで

 ●名前のない女たち セックス依存症編

 (中村淳彦:2002〜2012年・宝島社)

 企画AV女優のインタビュー集。「セックスワークの世界に入ったから不幸になる」のではなく、
 「もともと不幸な人が、セックスワークの世界に入ることで、さらに不幸になる」ことがよく分かるシリーズ。

 自分自身の問題を解決できない人が、他人の問題を解決する立場(=ワーカー)になることは原理的に不可能、ということが分かります。

 セックスワークの社会化のためには、「そもそも、不幸な人がこの世界に参入できないような仕組み」
 =生活苦や借金苦、家族問題や心の病、性的トラウマを抱えた人を、事前に除外する仕組みが必須でしょう。





●職業としてのAV女優

(中村淳彦:2012年・幻冬舎新書)

AV女優を、「職業」という観点から、倫理的価値判断を排して、
冷静かつ客観的に捉えた、入門書的1冊。

セックスワークが「食えない仕事」になった時代を生きるヒントが満載。




●デフレ化するセックス

(中村淳彦:2012年・宝島社新書)

女性の供給過剰により、風俗や売春を行っても満足に稼げず、
貧困から抜け出すのが難しくなっているという現状を描いた一冊。

「風俗各業種の採用難易度の偏差値表」が秀逸です。




●AV女優の社会学 なぜ彼女たちは饒舌に自らを語るのか

(鈴木涼美:2013年・青土社)

AV女優の仕事と、一般の仕事が「地続き」であることを示した名著。

前半部分では、セックスワークの議論の歴史が、分かりやすく、かつ批判的にまとめられています。

セックスワーク関連書籍では、この10年で一番の傑作。必読です。

 売春防止法・風営適正化法関連



●売る売らないはワタシが決める 売春肯定宣言

(編 松沢呉一、スタジオ・ポット:2000年・ポット出版)

セックスワークの論点がぎっしり詰まった名著。

売春否定派の意見に潜む論理的な矛盾と破たん、
そして売春肯定派の意見に潜む死角と限界がよく分かります。




●風俗嬢意識調査 126人の意識調査

(要友紀子・水島希:2005年・ポット出版)

貴重な当事者の統計データ。

「風俗労働の社会化」は、風俗労働そのものの否定につながる、という橋爪大三郎氏の論点は秀逸。




●風俗営業取締り(講談社選書メチエ238)

(永井良和:2002年・講談社)

風営法の理念と歴史を理解するための、基本文献。

風俗営業の「適正化」と「社会化」の間に広がる「デス・バレー(死の谷」)」が分かる一冊。




●踊ってはいけない国で、踊り続けるために ---風営法問題と社会の変え方

(磯部涼編:2013年・河出書房新社)

風営法の論点を理解するための、基本文献。執筆陣も豪華です。

クラブでのダンス規制の話ですが、性風俗の問題を考える際にも、参考になります。




●性と法律 変わったこと、変えたいこと

(角田由紀子:2013年・岩波書店)

長年、女性問題に携わってきた弁護士・角田由紀子さんの新書。

売春防止法と風営法の問題点について、女性の人権擁護の観点から解説されています。

 出会い系・援デリ関連



●出会い系のシングルマザーたち 欲望と貧困のはざまで

(鈴木大介:2010年・朝日新聞出版)

出会い系サイトでの個人売春の実態、当事者のリアルが分かる貴重な参考文献。

売春が、社会から孤立したシングルマザーにとっての
「闇のセーフティネット」になっている現実がよく分かる一冊。




●援デリの少女たち

(鈴木大介:2012年・宝島社)

出会い系サイトを使った未成年売春組織=「援デリ」という、夜の世界の「底」を描いたルポ。

冒頭から終章まで、目を覆いたくなるような、気分の悪くなる描写の連続ですが、
援デリの世界における「貧者が貧者を喰らう」構造、
「不幸な人間に、さらに不幸が多重連鎖する」構造自体は、極めて古典的。

 成人向け雑誌関連



●売春未満 新・名前のない女たち 素人女性編

(中村淳彦:2011年・宝島社)

素人ヌード月刊誌の取材・撮影現場のルポ。

不況と貧困の中、裸を売る仕事が、(悪い意味で)社会の中に組み込まれている現実、
そして、裸とセックスの価値のインフレが進行している現実を、淡々と取材した一冊。

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